ソースネクスト、「USBのソフト販売」がもたらした絶大な広告・PR効果を学ぶ

ソースネクストがCD-ROMによるパソコンソフトの販売と同時平行して、USBメモリによるソフト販売を発表。コレが結構、話題になってるんですよね。

ソースネクスト、「USBのソフト販売」がもたらした絶大な広告・PR効果を学ぶ

ソースネクスト:「Uメモ」シリーズ
ソースネクスト、USBメモリでソフト販売 CD-ROMは廃止へ - ITmedia News

USBメモリといえば、5年くらいまえに市場に登場して、一気に広がりましたよね。それまではコンパクトサイズでどんなパソコンでもお手軽に書き換え自由だったメモリはフロッピーディスクくらいしか無く、当時高校生ながらにしてその誕生と進化(1.4MBから一気に256MB!!!)にびびっていた記憶があります。またUSBメモリが流行るまでにCD-R&Wとかもよく利用されてましたね。今じゃ死語レベル。

そして俺が大学生になるころには、USBメモリはすっかり必需品に。明大生はみんな筆箱にUSBメモリ入れてます。

次の市場の動きは、まあどこにでも書いてある考察ですけど、ウルトラモバイルPCなどの普及によるCDドライブの撤廃。俺のノートパソコンにもCD-ROMドライブは無く、ソフトをインストールするのにネット経由したりデータ吸い出したりと工夫したものです。

USBで販売するという方式は非常にユニークですが、一時代を築いたCD-ROMの役割はもう終わろうとしていたわけですね。

■ 広告効果は数千万円???

パソコンソフトといえばCD-ROMで売られていた。常識ですよね。
しかし一方で、CD-ROMは不便だ。ソフトウェアもデータでやり取りしたい。そんな消費者のうちに秘めた想いはあちこちに潜んでいたわけです。
CD-ROMでない違う流通方法っていう発想、ニュース性、なんかいろいろと語れる話題性…この件はあっという間に各所でニュースになりました。
その露出度は金額に換算すれば、相当高い広告効果だったと考えられます。

まあ、市場や話題がややパソコン詳しい系向けなんでこの話知らない人もいるかと思いますが、このニュースの本質には学べる点がひとつあるんです。それは

歴史を塗り替える一番最初の瞬間は、ニュースになる。

CD-ROMでのソフト販売といういままでの常識を打ち破り、USBメモリで販売開始。
CD-ROMは廃れていくのか。USBは主流になれるのか。今まさしく、歴史が変わり始めている瞬間。………!!!!!!

たぶんこの事例は、広告効果の側面からみれば、USB販売を発表したらそれがそのまま思いのほか話題になった、っていうラッキーな事例だと思うんですけど、

逆に、

さあ製品を売ろう!!!広告展開はどうしようか!!!っていうタイミングで、話題を作るために製品戦略や流通経路戦略を新たに提案するとか、そういうアプローチができれば強いプロモーション活動できるんじゃないでしょうか。つまり最初から、ソフトの宣伝のためにUSB販売というニュースを作っちゃう。

タダで新聞、テレビ、雑誌やニュースサイトに掲載されてそのニュースがそのまま宣伝になる広報技術が、他のマーケティング戦略にもからんでキラリと光るわけですね。
(思い出した、こーいうのマーケティングミックスって言うんだね。)

広告代理店のひとがマーケティングまで口出しするのは難しいと思いますが、ときに広告の枠を超えたアイデアがでるとそれだけ創造の幅も広がるというもの。柔軟な発想をつねに生み出せるアイデアマンでいたいですし、歴史を変える瞬間にもいつか立ち会ってみたいですね。

■ 今日のクリエイティブ広告論

歴史を塗り替える一番最初の瞬間は、ニュースになる!

ときには、マーケティングの4Pを越えてアイデアを生み出せ!

タグ: , ,

この記事を読んだ人に、こんな記事もオススメです

9 月 4, 2008

Posted by: hirose

Category: PR事例

Tags: , ,

このエントリーを含むはてなブックマーク

Comments

No Comments

Leave a reply