テレビが無くなる時、よりクリエイティブな社会になる
「池田信夫 blog」に次のような言及がありました。
・今ほぼ100%あるテレビの世帯普及率は(購買力の高い若年層を中心に)20%ぐらい下がる可能性が高い。
・これは「アナログTVからデジタルTVへの移行」ではなく、放送というビジネスの終わりの始まりなのだ。
・これは若者にとってはグッド・ニュースである。彼らを搾取してきたテレビ局のボトルネック独占が崩れれば、多様なインフラに多くのクリエイターが参入し、下請けではなくstartupとしてビジネスを起せるようになろう。
(若者はもう「泥のように」働かない - 池田信夫 blogより一部抜粋)
テレビが無くなる!という話です。2011年のデジタルTV移行にこんな考え方があったとは。テレビの普及率がデジタル移行で20%ほど下がるとは、また大胆な推測ではありますが、あながち間違いでも無いかもしれません。というのも、文中では「テレビはマイナーなメディアの一つにすぎない」とも述べられており、これがなかなか周りの大学フレンズに当てはまるわけです。さすがは大学教授の池田さん、仕入れてる情報もフレッシュですね。
つまりはTVCMという広告ビジネスモデルも崩壊することでもあり、広告に携わる学生としては注目せざるを得ないわけです。
テレビCMは広告の王様です。マスコミュニケーションの主役として長年君臨してきましたし、なんだかんだ言ってそれは今でも変わりません。
最近のTVCM事例でいえば、ポニョは相当話題になりました。mixiでもしょっちゅう「ポニョ」の話題は見かけます。大量広告オンエアが世間に与える力は、まだまだ衰えていない。
ところが、地デジ移行をきっかけに、池田さんが言及している「若年層を中心にテレビ世帯普及率は20%下がる」ということが実現してしまうと、どうなるだろうか。
テレビが無くなる時、よりクリエイティブな社会になる。と、思うんだよね。テレビの普及率が下がるときに考えられるクリエイティブな変化を書いてみる。
(1)まずTVに代わるメディアを作ろうとみんな頑張る!
例えば、ニコニコ動画のようなWEBサイトが増える。インターネットやモバイルのWEBサービスはより視聴率があがり、競争激化し、もっともっとクリエイティブなサービスがどんどん増えていくと思います。そしてテレビから徐々に広告収入を奪っていくと思うんですよね。
(2)パブリシティーの重要性はますます上がる!
みんなニュースはどうやって知るのかというと、テレビじゃなくてネットになる。またケータイで配信されるニュースを頼りにする人もでてくるんじゃないかな。
そうなると、面白いことやって記事になっちゃえ!というパブリシティー戦略はますます重要になっていき、世の中は面白くてクリエイティブなキャンペーンやニュースだらけになるのではないか。この前のiPhone×ソフトバンク朝ニュースジャックなんて目じゃないくらい、目が覚めるような、目が飛び出るようなクリエイティブな話題だらけになるんじゃないかな。
(3)話題作りのために過激な世の中になる!
ポニョのCMを流しまくってればよかった現在と比べ、テレビの崩壊はマスコミュニケーションを難しくさせるでしょう。そうなると話題作りはどうやったら良い?ネットでのバイラル広告(クチコミ広告)が主流になってくるのではないかな。
バイラル広告ってのは、話題を作るために過激な演出をする映像広告であるパターンが多く、クチコミとして他人に知らせたくなるような映像とともにコミュニケーションしていく広告手法。例えば、リンク先に海外事例があります。
参考→日刊・世界の広告クリエイティブ: バイラルCM⑤海外事例3
ネットでの話題作りのために、こーんな過激でクリエイティブな広告が増えたら、そりゃあ楽しいじゃないっすか。広告業界のひとたちにとっちゃバイラルとかはブログや掲示板での反響として広告効果がわかり易いので大変かもしれないですけど、そういう切磋琢磨もまた、次のクリエイティブを生む秘訣ですもんね。
テレビが無くなる時、よりクリエイティブな社会になる。
実際にはテレビは完全には無くならなし、テレビも新しいビジネスモデルを探したり番組を面白くしたりと頑張ることでしょう。
テレビっ子の俺は別に地デジ買って見るから別に関係ないし、テレビとネットとパブリシティーでの競争激化でよりクリエイティブな社会が待ってると思うとちょっとワクワクですね。大きな産業が崩れてイノベーションが起こるってのは、そういうコトなのね。物騒な話なのになんか楽しくなってきちゃいました。ちゃんちゃん。
<追記>
池田さんの記事に対して、「ボトルネックを破壊してイノベーションを生み出し、雇用を創造すること」に関して学生向けキャリアデザインのお仕事をされている方の視点での記事も大変面白かったです。
みんなの知 マーケティング イノベーション | これからの若者の働く価値観とは



Comments (3)
Mac.K
7 月 22nd, 2008 at 7:32 AM
「みんなの知」のMacです。
TBありがとうございました。
また訪問させて頂きます。
今後もよろしくお願いします。
TGB
7 月 23rd, 2008 at 1:17 AM
こんばんは
このままテレビというビジネスが崩壊すれば、
国民一人一人がこのようなブログを持つようになるかもしれません
僕は20%どころじゃなく、もっと下がると思います
僕自身すでにまったくテレビを見てないですからね
時間がもったいないから
廣瀬勝也
7 月 23rd, 2008 at 7:11 PM
>Macさん
面白い記事だったので紹介させて頂きました。いま、Macさんのブログのほうも前の記事とか読んでいます。
また言及する機会があったらTBさせて頂きますね。
>TGB
僕の周りにもテレビを見てない人は多いですね。僕は「関係ない雑音があるとα波が刺激されてアイデアとか浮かぶようになる」って聞いてからテレビはつけっ放しです。まあつまり内容はあまり見てないってことですけどw
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