NTTdocomo:ドコモCM「アンサーハウス登場」「4つの部屋」に見る、情報のうまい伝え方

NTTドコモがFOMAシリーズをやめて、新シリーズをこの秋冬で投入しているのはご存知でしょうか?FOMAの代わりとなるシリーズ名称は4つにわかれて、N906iといった型番もN-01A(NECの今年1機種目、Aはアンサーって意味)っていう呼び方に変わるそうです。
そんな変革を迎えたドコモが、CMもアンサーシリーズの新バージョンを投入してきました。

NTTdocomo:ドコモCM「アンサーハウス登場」「4つの部屋」に見る、情報のうまい伝え方

テレビCM : Answer「アンサーハウス登場」篇 | 企業情報 | NTTドコモ

演技力がめっちゃ印象的ですよね。劇団ひとりが「答えを探すのさぁ!」っていうのも決まっててかっこいいけど、堤さんを怒って「答えられませんか・・」って言ってる上司(取引先?)も、顔すら映ってないのになかなか迫力ある演技だ。このCMめっちゃ大量オンエアされててこの先、どんな展開がまってるんだろ。って思ってた。そしたらもう次のバージョンもでてたんですね。

NTTdocomo:ドコモCM「アンサーハウス登場」「4つの部屋」に見る、情報のうまい伝え方

テレビCM : Answer「4つの部屋」篇 | 企業情報 | NTTドコモ

で、テレビではまだ見たこと無いんですけどドコモのサイトいったら新シリーズがUPされてました。アンサーハウスに訪れた4人の、その後。4つの部屋があるから選びなさい、これからのドコモも4シリーズだよ、という内容。アンサーハウスには山崎さん成海さんの演技もキラリと光ります。

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実は、ドコモが新シリーズの端末を投入するということで、どういう風に宣伝してくるのかっていうのはかなり楽しみにしてたんですよ。

というのも、この秋冬にドコモが投入してくる一連のサービス・端末は、超情報量が多いわけですよ。まずFOMAを止めたことから、型番変わったこと、FOMAのかわりにスタイル・プライム・スマート・プロという4つが新展開されていること、4つのシリーズの特徴、4つのシリーズのターゲット、22端末、4つのシリーズの端末、新しいサービス・・・という風に、ケータイオタクは大喜びな新展開なわけですけど、明らかに情報量が多すぎて一般のお客さんには絶対に理解不能だ。

特に、「スタイル・プライム・スマート・プロという名前が浸透するのに時間がかかるほど、ドコモの損失になる」「いかに早く浸透させるかが勝負のポイント」という風に、ひろせ君、分析しておりました。

NTTdocomo:ドコモCM「アンサーハウス登場」「4つの部屋」に見る、情報のうまい伝え方
↑簡単に表にしてもこんなにある。これをどうCMで伝えるのか。

(引用元:ドコモ、2008年冬モデル22機種発表──新型番で新たな4シリーズ展開 (1/6) - ITmedia +D モバイル

ドコモは、「スタイル・プライム・スマート・プロという名前が浸透するのに時間がかかるほど、ドコモの損失になる」「いかに早く浸透させるかが勝負のポイント」という課題に対して、

まず4つあるよ。ドコモの新しいの。

というコトだけを、伝えてまいりました。
情報を絞りすぎ。かなり絞ってきた。
でも、一般のひとにドコモの新たなシリーズを伝えるには、まずこれで良いのかも。というのも、

いきなり30秒の中でPRIMEシリーズは携帯を意識せずに使いこなせる10代~20代、最新機能と最新スタイルやデザインを好むユーザーがターゲットで、オールマイティ・ハイエンド・新デバイスや機能の先取り(今回はタッチパネル、3Wayスタイル、2Wayキー、8Mカメラなど)を軸にしてて、STYLEシリーズは流行に敏感な20代~30代の女性、所有するものは自分の好みで選びたいユーザーが対象、デザインや豊富なカラーバリエーション、イルミネーション、フレンドリー機能などを搭載、ブランドコラボ端末も。
SMARTシリーズは仕事もプライベートも充実させたい30代~40代の男性を対象に、旧“iμ”シリーズのように、薄型、軽量、知的、高級感などを演出。洗練されたデザインや機能、ビジネスシーンに便利な機能などを用意、PROシリーズは最新デジタル機器を好む20代~30代の男性(気になるものは自分で情報収集し、納得したものを購入するユーザー)にスマートフォンを中心に提供、徹底ハイエンド、PCのように使いこなせる高い機能やビジネス向け機能などを実装」

なんて伝えられるわけもないですし、

一方、

「4つあります。」

っていうのを、簡単なビジュアルとともに伝えるのが、導入編のCMとしては大正解なんじゃないでしょうか。
4つある、という風に伝えてしまえば、視聴者の脳内にも4つの部屋ができて、情報をうまく整理させることができる。このあと年末に向かいながら、4つの部屋それぞれ選んだ松山ケンイチ、堀北真希、堤、劇団ひとりの個別CMに移行していくのが安易に想像できますね。

昨日は我がサークル「広告研究部」のOB総会があり、社会人であるイケメン先輩に「お前は喋りたいことがいっぱいありすぎて、伝わらないことがある。」「聞き手は情報を整理なんてしてくれない」「まず情報を絞れ、それから順を追って説明しろ。そしたら伝わるし相手の心もうごく」なんてアドバイスをうけました。
ブログでも前に”伝えたいことを絞ることこと広告”なんて偉そうに語ってた俺ですが(GATSBYムービングラバーCMにて)、ひとの心を動かす法則は、広告でもプレゼンでもどんな仕事でも変わらないんですね。

そんなこともあって、改めてドコモのこのCMは、「伝えたいことをまず絞る」っていうことの大切さを学ぶことができるCM事例でした。


そんなこともあって、改めてドコモのこのCMは、「伝えたいことをまず絞る」っていうことの大切さを学ぶことができるCM事例でした。

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11 月 16, 2008

Posted by: hirose

Category: コンセプト

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Comments (1)

えみちん

12 月 3rd, 2008 at 9:33 PM    


今のところ、CMではPRIMEシリーズしか見てません。松山ケンイチの持つ新型タッチパネルのデザインが気に入りました。しかし今の私はまだP902iSと古い機種だけど、買い換えを考えてはいません。他のシリーズも見たいと思います。

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